南国土佐の太陽と潮風を受け、高知県中央部では空気の乾燥する秋口から春先までの期間限定で、地元で水揚げされた新鮮な魚が順序良く並べられた天日干しされている風景を見ることができます。

高知県漁協御畳瀬支所のある高知市御畳瀬地区では、『沖合底曳網漁業』と言われる大型の網を使って海底近くにいる魚介類を得る方法で、深海に潜む様々な魚が水揚げされています。
代表的なもので、沖ウルメ・メヒカリを天日干しした干物は人気が高く、特に高知では、御畳瀬支所でしか水揚げされない沖ウルメ・メヒカリは知る人ぞ知る高知のうまいもん!!淡白で独特の旨味と身の柔らかさ思った以上に脂がのり、うっかり焼き過ぎて黒焦げ状態に注意!「一言アドバイス、フライパンで油をひかず焼くと魚から適度に脂がでて尚且つ煙も出ず快適」では、代表的な存在感の沖ウルメについてチョコット紹介



まずは魚を獲る
 沖ウルメは、水深150m~450mに潜む深海魚で旬は秋から冬(9月~
翌年4月まで許可期間沖底漁を行う船(総勢10名乗込む))は、午前2時
頃に出港した漁場に向かい曳網・揚げ網を繰返し同時に船上での漁獲物
の選別・魚槽に保管し午後6時頃帰港する。

水揚げ・競り
 船は、6時頃帰港し、まずは漁獲物を陸揚げし荷立、競りが始まる午前2時30分に備えて準備。水揚げされた鮮魚を競りにかけ仲買人に落札されます。共に干物業者(仲買)に落札される。

干物・天日干し
 競り落とした干物業者は、水揚げされた新鮮な魚を選別し、加工作業に入る。沖ウルメは、下処理は無いが、メヒカリ等は頭や内臓を取除きます。
沖ウルメは、立塩という方法で2~3時間浸け置きした後、軽く水洗いをし干し網に並べ天日干しをし、午後3時頃まで自然乾燥で自然の恵みで旨味が凝縮された新鮮な沖ウルメの干物が完成です。
乾きが足りない場合は室内で温風機をかけ乾燥させ完成)

立塩(たてしお)とは・・・・・
 その時の天候や気温に左右されながら、塩の濃度・漬け込み時間に密接している為、長期の経験がものを言うそうでそこが腕の見せ所

 

店番をしている店主さんに色々と教えて戴きました。
 毎朝早朝に起きて市場に行き、その日の水揚げされた新鮮な魚を下見し競り価格を決めていざ!競り落とした沖ウルメを持ち帰り処理・立塩をして干し網へ。商品が出来る間、鳥や猫、犬に横取りされないように監視し、来客したお客さんの対応・販売をするそうです。

 お話を聞いている間にも、お客さんが立ち替り入れ替り買いに来て小規模ながらも繁盛している様子を見る事が出来ました。地区のお客さんは勿論、近隣の長浜地区から自転車で買いに来る方・市内・市外から、わざわざ車で来られるお客さんなど、固定客も多くいるそうです。そして、これぞ昔からの風物、懐かしい文化と言うべきでしょうか「おまけしとくきね」の一言に温かさを感じる事ができ嬉しく思いました。

 早朝に起きて午前10時頃まで作業し、商品の出来上がりを待ち販売し、その後は店番しやっと終わり、午後7時ごろに就寝。かなりハードな毎日、辞めようかと何度か思ったが「あんたの所じゃないといかん」「頑張って続けてよ」の声援を受け、根強いファンの優しい言葉で頑張ると言う気持ちで続ける事が出来ているそうです。
「皆が待ってくれゆうき頑張るがよ」と素敵な人間模様を見せて戴く事が出来ました。
季節限定の沖ウルメ・メヒカリの旬の味を多くの方に知って戴きたいと思いました。

参考までに・・・・・
 他の天日干し・各種味醂干し・限定品の天日干しがあり、色々と販売しておりますので宜しくとのことです。

    支所巡り-御畳瀬-  ふるさと祭り   産地交流会   沖うるめのレシピ  も見て下さいね


       
JF高知県漁業協同組合
御畳瀬の沖うるめ
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