小雨の降る、梅雨まっただ中の6月30日。室戸市室戸岬町にある高知県外国人漁業研修センターで閉校式が行われました。  

  

『外国人漁業研修制度』って知ってますか?海外から研修生を受け入れ、県下全体の漁業振興と研修生達の日本のマグロ延縄漁の技術取得を目的として、平成7年度から始まった制度です。高知県ではここ室戸岬町の外国人漁業研修センターで、今までたくさんのインドネシアから来日した研修生たちが海上に出る前の日本語や漁業の基礎を学び、高知県下各地区の漁港へ所属する船主さん達のもとへ巣立って行きました。

研修生はインドネシア各地の水産学校を卒業した18~20歳の31人。
現地で4カ月ほど日本語の勉強をした後来高し、このセンターで約2カ月半、
日本語や日本の生活、漁の基礎知識等を学びました。

その間に山登りや安全教室、市内一斉清掃への参加や室戸青少年自然の
家での宿泊研修など、たくさんの行事を通じて様々なことを体験し、一回りも
ふた回りも大きく成長しました。



大きくなったのは精神面だけではありません。この2ヵ月半で3回身体測定を
行い、平均体重の増減比108%増(+5㎏)という数字をだしました。そして
研修期間中は誰一人として病気もせず、無遅刻無欠席を達成!!

まだ幼さの残る18~20歳です、祖国を離れ遠い土地で過ごすのは心細く、
抱える不安もいっぱいあったと思います。

精神的・身体的にもこの短期間でかなりたくましくなったと言えるのではないでしょうか♪


    ★ ★ 実習風景 PHOTO   ★ 

        
                
         早朝ランニング                    救命講習                     漁業実習
    体力・持久力は実習に欠かせません     海へ出たら病院はありませんからね       みんな真剣に取り組んでいます


  

今回は研修生に日本語の指導をされている、講師の柳川先生に色々とお話を聞くことが出来ました。


研修生たちはみんなすごく純粋でひたむきで、今まで15年ずっと講師をしてきたけれど毎回別れの時には涙ぐみ、我が子のように可愛いとのこと。センターの開講式で最初に出会ってから必ず2週間で全員の名前を覚えると決め、日本に来てよかった、彼らの人生の良い1ページになるようにと願い、ずっと教鞭をとってきたそうです。

私も初めて研修生のみんなに会って、日本人がどこかに忘れて来てしまった親への感謝の気持ちや、家族の絆について考えさせられました。
みんなインドネシアで必死に勉強して水産高校に入学・卒業し、試験に合格してやっと日本に来ることが出来た。研修の3年間、何があっても両親のため、家族のために頑張ります!!という強い意志が全員から感じられ、心打たれました。

私は学校を卒業させてもらったこと、元気に成人式を迎え今も元気に暮らしていることに、ここまで親に感謝していなかったと思います。恥ずかしいですがある種当たり前位に思っていたかもしれません。
研修生のみんなの心の純粋さ、勉強しようとする気持ちの大きさ、まっすぐな瞳に見つめられ、新たな考え方が出来るようになりました。


閉校式はピシッと張った空気の中、県関係の方や各船主さんやその家族が見守る中、スムーズに行われました。来賓の方の祝辞で「みなさん頑張ってください」との投げかけに、大きな声ではっきりと「はいっ!頑張ります!!」と答える姿はすがすがしいものを感じました。



これから1年間洋上研修をうけ、試験を受けることになっている研修生。

次年度から制度が少し変わるそうですが、高知県漁協としてできること
は協力し、彼らのこれからの明るい未来の力になればと思います。

そして研修生の皆さん、体に気を付けて元気で頑張ってください。


みんな、SELAMAT BELAJAR(スラマット ブラジャル 『頑張れ!!』) 

     TERIMA KASIH(トゥリマ カシ 『ありがとう!!』)




高知県漁業協同組合|本所 〒780-0870 高知県高知市本町1丁目6番21号 高知県水産会館2階 TEL088-854-3600/販売部 〒781-0240 高知県高知市横浜1814-1 TEL088-803-7611

  最後まで別れを惜しんでいました

JF高知県漁業協同組合

PEMUDA BAHARI ~海の若者~

マグロ延縄漁業陸上研修 閉講式

     入所記念 4月15日
みんな坊主頭が気合が入っている様子

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