JF高知県漁業協同組合

室戸の夏の風物詩

シットロト踊り in室戸

みなさん、最近暑い日が続いていますが、夏バテとかなってないですか?
7月も後半になり、毎週末どこかでお祭りや花火が行われるようになってきましたね。いよいよ夏本番という感じでしょうか


先日7月18日には室戸岬漁港新港(海の駅「とろむ」)にて
”ふるさと室戸祭り”が行われ、『土佐室戸鯨舟競漕大会』や、『歌って走ってキャラバンバン室戸大会』、そしてこの夏おそらく最初の『花火大会』が行われ、高知の夜空を鮮やかに彩りました。

そしてそれに引き続き室戸では、旧暦の6月10日に当たる7月21日(水)に魚の供養魚招きを兼ねた
”シットロト踊り”が旧室戸町内の神社・仏閣、その他市役所や漁業関係施設等で奉納されました。




シットロト踊りは古来鰹漁業の「夏枯れ」にあたる毎年旧歴6月10日
(新暦7月上旬)に行われます。

音頭1名、太鼓打1~2名、鉦叩1名、踊り子約30名(人数制限なし)
によって構成されており、以前は室戸の漁民を以って組織されていま
したが近年は高齢化とともに踊り子が減少し、今は沿岸の漁師・元遠
洋漁船員・漁業関係団体の職員によって伝統が引き継がれています。

その歴史は長く、江戸時代中期から豊漁に恵まれ発達してきましたが、
その後しばらくは不漁により中断していたようです。
大正2年に地元の有志らにより再出発し、昭和38年には高知県保護
無形文化財にも指定され、今は高知県漁協室戸支所にシットロト踊り        
保存会が設立されています。                                 



痛いほどの陽が射したこの日、なんと朝4時30分から室戸市元の恵比寿さんを
踊り始めとしてスタート!!

今年は25名の踊り子が、日の出から日の入りまで、約12時間踊り巡りました。

そろいの浴衣に笠をかぶり、足元は白足袋に藁草履。
この笠はとても色がカラフルで、たくさんのサルが縫い付けられていました。
なんでも”災いが去る”とか。私もあやかろうと休憩中にかぶらせてもらいました


初めて見たシットロト踊りは、海の男から想像された勇壮なものとは少し違い、
指先の角度や足さばきにまで細かな気が配られた繊細で柔らかな感じでした。

豊漁祈願だけでなく魚への供養も兼ねていることから、その真摯な気持ちの表
れかと思い、少し改まった気持ちになってしばらくずっとその神聖な光景に見入
ってしまいました。この日は踊りが終わるまで漁には出ず、市場も休みだそうです。



お昼の休憩をはさみ、昼1番で向かった八幡宮の境内には色鮮やかな大漁旗がはためき、地元の漁師さんや小学生達が集まっていました。高知県漁協のポスターにも登場してくれたキンメダイの漁師さんにも会えましたよ


朝から自転車でずっと踊り子の追っかけをしていた小学生の子供達とも仲良くなり、一緒に遊んできました。

最後まで付いて行く!っと気合十分で、休憩の時には太鼓や笠を貸してもらって身にまとい、屈託のない笑顔で疲労の色の見える大人達の元気の源になっていました。

第25番札所-津照寺-ではその急な石段に一瞬躊躇してしまいましたが、手をひかれて一緒に駆け上り、豊漁と海の安全を祈願してきました。丘の上からは真っ青な太平洋と室戸の町を一望することができましたよ




      
  地元の漁師さんと子供達          津照寺からみた景色           徒歩で移動中です  
  


年に1度のこの日は地元の皆さんにとってはとても大切で特別な日・・。行く先々でたくさんの人と出会い、その思いを聞くことが出来ました。みなさん気さくに話しかけてくれて、シットロト踊りの意味や昔の地区の様子を情緒たっぷりに語ってくれました。

室戸の方の優しさに温かい気持ちにさせてもらい、「シットロト ヤァ シットロト」っと頭の中に音頭が流れる中、これからもずっとこの町の雰囲気と伝統文化が続いていくよう願いながら帰路につきました。

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