土佐清水市の取り組み スラリーアイスについて
 清水統括支所では現在、サンシャイン等の店舗へ配送している鮮魚に特別な氷を使っています。普通の氷ではなく「スラリーアイス」という水と海水を混ぜたシャーベットを使い、魚の鮮度を保持し土佐清水より直送しています。

 土佐清水市から約3時間かけて高知市内へ運び、どれだけ新鮮な鮮魚を売場へ出すかが重要ポイントになっています。当漁協の職員が、「普通の氷より鮮度を保持できて、魚に傷をつけないスラリーアイスというものがありますよ!」と話を聞き、(魚のためには良いのではないか)と考えスラリアイスを活用してみようと市に協力を依頼しました。

 現在は(土佐清水市)以布利支所にあるデモ機を使い、試験的な段階で運用しています。(新しい機械は2月末くらいに設置される予定です)

土佐清水市役所水産商工課
課長 二宮さん

 スラリーアイスの欠点は普通の氷より重たいこと、そして水漏れを防ぐ(シャーベット状ではなくなってしまう)ために新しいスチロール箱を使用するのでコストがかかってしまうことです。
 普通の氷とスラリーアイスを比較して数字的な結果や効果はまだ出ていませんが、「鮮度の保持はスラリーアイスの方が良い」と当漁協直販店の職員も話しています。これから皆にスラリーアイスの良さをアピールすることがこれからの取り組みです。

 スラリーアイスの利点は氷が溶けにくいということです。普通の氷だと溶けると水になってしまい魚の鮮度にも影響してきます。また溶けた真水は魚の目が白くなってしまうそうですが、スラリーアイスはそれに比べて目が白くなりにくいそうです。
 スラリーアイスは漁協の職員が毎回塩分濃度を1.5%に調整しながら調合しています。

 そしてこのスラリーアイスは漁協が単体で取り組んでいるのではなく土佐清水市と高知県が一体となり進めている事業なのです。
 
  なぜ市がこの事業に着手したのか?
@魚の加工品だけでは加工するのにもコストがかかり、単価もそれほど高くはできないので漁業関 係者の生活に影響が出てくる可能性がある。
A鮮魚で販売することは加工品よりも魚価を上げられる、そのためにいかに新鮮な魚を提供す ることが重要になってくるから です。

 近い将来は漁業者が漁場までスラリーアイスを持っていき、魚を釣り上げたその時から鮮度を保っていくように考えており、そのためにも漁業者の方々に意識付けをしてもらわないといけないので、鮮度を一番に考える勉強会などを行っていきたいそうです。

  市としての漁に対する考え方は?
○魚の町で知られる土佐清水市では「メジカ」と「サバ」がよく獲れます。しかしデフレの影響で魚価が下がっており、どうにかして魚価を上げないといけないと思っています。清水サバの活きじめは1本1300円と値が固定されているのでそのブランド力をいかに生かすかを考えています。

 鮮度保持にこだわり、県と市と漁協が一体となって魚のことを考えている土佐清水市。

 スラリーアイスはまだまだこれから活躍してくるのでみなさん、注目しててくださいね!

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