浦戸湾では、ヒラメ、コチ、カニ類などの高級魚をねらって刺網漁業(許可漁業)が操業されており、湾内の
基幹漁業となっています。
漁獲されるものの中でも、ノコギリガザミ(通称「えがに」)は、国内では静岡県浜名湖、沖縄県八重山諸島
とここ浦戸湾だけでしか商業ベースとしては漁獲されておらず、その希少さから高級魚として流通しています
浦戸湾におけるノコギリガザミの年間の漁獲量は近年5トン前後で推移しており、ほとんどが高知市中央卸売
市場に水揚げされていますが、漁業者自らが独自のルートとして、高知市内の飲食店へ直接販売やインターネ
トを通じた販売なども行っています。
【操業方法】
使用船舶は主に船外機船で、1~2が乗り組んで操業し、1隻が3ヵ所ほどに網を仕掛けます。網は毎朝引
き上げ、引き上げた網はそのまま船で持ち帰り、港で漁獲物をはずします。
主な操業時期 | 周年 |
主な対象魚 | ヒラメ、コチ、ノコギリガザミ(えがに) タイワンガザミほか |