小型底びき網漁業

 

 

小型機船底びき網漁業は、エビやヒラメなどの海底に生息する魚介類を獲る漁法で、漁具の特徴として、網

口に網を拡げるための竹が取り付けられているために、俗に、「竹張り」とも呼ばれています。

底魚資源を効率的に獲る漁法は、底びき網以外にない反面、資源への漁獲圧力が大きくなり易いことから、

資源への影響をコントロールするため、網の目合い、操業区域、操業時間などの様々な規制が設けられてい

ます。

 

 

 午後6時ごろ出漁して、曳網、揚網を繰り返しながら同時に船上で漁獲物を選別します。その後、午前3時頃

 に帰港して漁獲物を水揚げし、午前4時のセリにかけます。

 以前は漁獲量も500トンを超えていましたが、資源の悪化、操業隻数の減少などにより、近年では200トン

 前後で推移します。

主な操業時期 4月~12月
主な対象魚 よしえび、くまえび、くるまえび、ひらめ

 

 

                                                  ↑くまえび(通称「あしあか」)