シイラはひき網や1本釣りでも漁獲されますが、最も効率的で漁獲量の多い漁法は、このシイラまき網
漁業です。
現在は、手結支所ほかを中心に操業され、毎年1,000トン前後の漁獲を揚げており、これらの地域の基
幹漁業となっています。
【操業方法】
① ⇨ サワラ型(長さ1m程の布製のカマスザワラの疑似餌)やサバ、メジカの1本掛けをシャクリながらシイラ漬けから
シイラを誘い出します。
②~④ ⇨ シイラが漬けから出てくると、サワラ型等を船尾左舷で曳きながら、左旋回しながら投網していきます。
⓹、⑥ ⇨ 投網が終わると直ちに沈子部から船尾両舷に装備している2台のネットホーラーで網を絞って漁獲します。②~⑥
までは5分ほどで行います。
シイラ漬けは、長さ10m~12mの孟宗竹5~7本を針金で1括りにし、下部にヤマモモの
木(または古網)を付けて、水深150m~1,000mの海域に設置します。各漁業者が自分の
漬けを識別するために、それぞれ独自の目印を立てています。
主な操業の時期 | 4月1日~11月30日 |
主な対象魚 | シイラ |