県東部海域の主力沿岸漁業であり、3ヵ年平均で約1,700トン、13.6億円の水揚げがあり、主に
【樽流し漁】と【手釣り】で漁獲しています。
【樽流し漁】
針のついた枝糸を3.5m間隔の50本つけた漁具を使用します。
餌は塩蔵いわしで、漁具の下に重り、上には水深に合わせ400~800mの道糸を付け、木製のタル
を浮きにして、潮流に流します。
このような漁具セットを1タルと言い、1船が20~50タルを使用します。
漁具を投入してしばらく待機後、最初のタルから揚げていきます。
【手釣り】
針のついた枝糸を1m間隔に80本程つけた漁具を使用します。
疑似針が主ですが、いわしを餌として使う方法もあります。
重りと道糸はタル流しと同じですが、道糸を船の上でしゃくり(上下させる)、「あたり」を確
認しながら、きんめだいを漁獲します。
仕向先は、以前は関東方面が中心でしたが、最近では県内での消費も増加してきます。
主な操業時期 | 周年 |